堤防・磯と並び、ショアジギングにおける三大フィールドの一つである「サーフ」。サーフの特徴はとにかく広大で潮通しが良いため、さまざまなターゲットが回遊してきます。小型回遊魚~大型青物から、底物ではヒラメにマゴチなど、狙えるターゲットは多岐に渡ります。

本記事では、サーフショアジギングにおける重要なポイントや、オススメのルアー、釣り方など、詳しく解説していきたいと思います。

サーフショアジギングの基本

フィールドの特徴

サーフは全国各地に多く存在するフィールドで、一般的にいう「砂浜」のことです。サーフでは様々なターゲットが狙えるため、ショアジギングの人気スポットでもあります。広大なサーフでキャストする爽快感が病みつきになるアングラーも多く、休日ともなれば広大なサーフが満員になることも少なくありません。

狙える魚種

サーフで狙える人気の魚種はヒラメ・マゴチといった「フラットフィッシュ」と、ブリやサゴシなどの「青物」です。フラットフィッシュは砂地に潜むことが多く、サーフではうってつけのターゲット。

また、ベイトの有無に左右されるものの、メーターオーバークラスのブリが釣れることも。水深も浅く、広大なサーフでも狙い方次第で、様々な魚種を狙う事ができます。

サーフショアジギングで抑えるべきポイント

サーフは広大すぎて、どこを狙えばいいか分からない方も多いのではないでしょうか。サーフで釣果を得るために、必ず押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。

シモリ

サーフの底質は基本的に砂地が続いていますが、たまに岩礁や沈み根などの「シモリ」が存在します。「シモリ」はフィッシュイーターが身を隠しやすく、ベイトを待ち伏せする恰好の隠れ家です。シモリ周りは絶対に狙っておきたいポイントといえるでしょう。

ベイトフィッシュ

サーフで絶対に外せない要素として「ベイトフィッシュ」の存在があります。イワシなどの小魚類は、青物やフラットフィッシュの恰好の捕食ターゲット。ベイトフィッシュがいれば、その周辺にフィッシュイーターがいる可能性がぐんと上がります。逆に、ベイトフィッシュが全くいない時間が続くのであれば、その時間帯は釣果を得ることは難しいでしょう。それほど、ベイトフィッシュの有無は重要な要素だといえます。

離岸流

離岸流とは、岸から沖へ向かって流れる海流のことを指します。沖から流れ着く波の中に切れ目が発生していたり、周囲に白波が立っているのに、一部分だけ白波が生じていないなどの「変化」があれば、それは離岸流の可能性があります。離岸流が発生している場所では海底が掘れており、ベイトフィッシュが集まりやすい傾向があります。離岸流が発生しているのを見つけたら、その周辺を重点的に狙いましょう。

サーフショアジギングにオススメのメタルジグ

ブレードジグ

サーフではブレードジグのただ巻きアクションがオススメです。ワンピッチなどのジャーク系のアクションは「縦」の動きが中心となり、水深の浅いサーフではメタルジグが飛び出てしまいます。

ただ巻きなら「横」方向にアプローチできるため、水深が浅くてもレンジキープしながら効率よく探ることができます。

また、ブレードジグならただ巻きでもブレードのフラッシングと振動で効果的にアピールすることができます。

ネクタイテールジグ

サーフでのただ巻きアクションでは、ネクタイテールジグもオススメ。ブレードとはまた違ったアピール方法で、ネクタイの艶めかしい生命的なアクションでターゲットを魅了できます。サーフのシモリには根魚が潜んでいることも多く、よりターゲット(魚種)を増やしたいなら、ネクタイテールジグをオススメします。

サーフショアジギングの必須アイテム

ウェーダー

サーフでは波をかぶる可能性が高いため、ウェーダーを用意しましょう。海の中まで立ち込む必要はありませんが、砂の侵入を防止したり、波打ち際で波が掛かって濡れるのを防ぐためにも、ウェーダーは必須といえます。

フローティングベスト

サーフショアジギングでの救命道具はフローティングベストを装着しましょう。サーフでは歩き回るため、機動力も必要になります。フローティングベストは収納力にも優れているので、よりオススメです。

フィッシュグリップ

ヒラメやマゴチが釣れた際、けが防止のためにもフィッシュグリップで掴むようにしましょう。

サーフショアジギングに行ってみよう!

いかがでしたか?サーフショアジギングは狙い方次第で、ヒラメ・マゴチなどのフラットフィッシュや、大型青物が狙えます。皆さんもぜひ、この記事を読んでサーフショアジギングに挑戦してみてください。