【関西アングラー必見】関西ショアジギング徹底攻略!釣場紹介やタックル情報を完全解説!
関西ではとにかく青物を狙ったショアジギングが大人気!特に大阪湾のショアジギ人気は年々盛り上がりを見せており、ハイシーズンには釣り場に入れないほどの混雑ぶりも日常茶飯事です。
今回の記事では、関西ショアジギングにおける釣り場の紹介や、シーズンごとのねらい方など、関西ショアジギングを徹底解説!関西アングラー必見です!
目次
関西ショアジギングの主なシーズン

関西のショアジギングにおいて主なシーズンは2回あります。それはズバリ春と秋。
夏と冬も釣れなくはないですが、やはり春と秋に比べると釣果も劣ります。
また、春と秋にもそれぞれ釣れ方やパターンに違いがあるので、詳しく解説します。
春(4月~6月)
大阪湾では毎年4月ごろからショアジギングシーズンの開幕を迎えます。
和歌山方面から青物の釣果がチラホラと聞こえ始め、水温の上昇と共に大阪湾でも回遊が始まります。

特徴的なのは釣れる魚のサイズが大型であることです。大阪湾では2月がもっとも水温が下がり、3月を超えたあたりから徐々に水温も上昇していきます。

ブリ族で例えると、ツバスやハマチは意外にも低水温に弱く、水温が18℃あたりを超えそうなタイミングでやっと釣れ始めます。それとは対象的に、ブリは低水温に強く、水温が15度程度までなら捕食行動を行います。
秋(9月~12月)
全国的に絶好の釣りシーズンとなる秋は、大阪湾も例外なくハイシーズンを迎えます。
サゴシやハマチといった中型青物の数釣りが楽しめ、サワラやブリといった大型の青物まで狙える最高のシーズンです。

夏に温められた海水温も気温の低下とともに徐々に下がり始め、青物の適水温である20度ほどに落ち着いてくると、青物は活発に捕食行動に入ります。
毎年9月ごろから釣果が出始め、11月末から12月あたりまで秋のショアジギングを満喫することができます。

関西の鉄板ショアジギングポイント
先述の通り、関西ではショアジギングが大人気。それもそのはず、関西ではショアジギングの超実績ポイントがズラリと並びます。中でも大阪湾の沖堤防は、都市部からのアクセスも良く、釣果も期待できる超人気ポイントです。以下、関西の鉄板ショアジギングポイントをご紹介します。
①武庫川一文字(武庫川渡船)

関西でも屈指の人気ショアジギフィールド。ハイシーズンは多くのショアジギンガーが殺到する関西ショアジギングの聖地です。
特徴はなんといってもフィールドの広大さと、青物の回遊量の多さです。

東西に4.6㎏に及ぶ長さで尼崎沖に横たわる武庫川一文字は、日本でもトップクラスの長さを誇ります。
陸地から離れた位置にあるため、潮通しは抜群。青物の回遊が頻繁にみられます。

2番~5番といったように、渡れる場所に名前が付いています。それぞれ特色があり、例えば、2番だとカーブ付近でベイトが溜まりやすく、西風が吹いている時はベイトが寄せられ青物の釣果が出やすいなど、その日の状況に応じて渡る場所を決めるのがオススメです。

サゴシやハマチ、サバやアジなどの小型~中型回遊魚はもちろん、ブリやサワラといった大型青物の釣果も十分期待できます。
武庫川一文字の参考タックル
ロッド | ルアー表記30~60g程度のショアジギングロッド(アクション:M~MH) |
リール | 4000~6000番 |
メインライン | PEライン 1.5~2号 |
リーダーライン | フロロカーボン 30~35lb |
ルアー | メタルジグ・メタルバイブ 30~60g |
②岸和田一文字(岸和田渡船)

武庫川一文字に並び、大阪湾を代表するショアジギングフィールド。ショアジギングのほかに、飛ばしサビキや岸壁タコ釣りなど、様々な釣り物が楽しめるのも魅力です。

武庫川一文字に比べてやや水深が浅いため、使うメタルジグもややライト。20~30gがメインウェイトになります。サワラ・サゴシやブリ族、太刀魚など、さまざまな回遊魚を狙うことができます。

岸和田一文字の参考タックル
ロッド | ルアー表記10~40g程度のショアジギングロッド・シーバスロッド(アクション:ML~M) |
リール | 2500~5000番 |
メインライン | PEライン 0.8~1.5号 |
リーダーライン | フロロカーボン 20~30lb |
ルアー | メタルジグ・メタルバイブ 20~40g |
③淡路・沼島
兵庫県・淡路島の南西部に浮かぶ小さな島「沼島」は、大阪湾において唯一ともいえるロックショアフィールド。

本格的なロックショアを楽しむことができ、大型青物を始め、アオリイカや石鯛など、様々な魚種が狙えます。

大阪湾といえど、沼島は位置的にも太平洋の影響を色濃く受けるため、カンパチなどの南方系の魚種が回遊してくることも珍しくありません。
根が荒いポイントが多く、さらに大型青物が掛かりやすいことから、タックルはヘビーなものを準備しましょう。適切なタックルでないと、根に潜られ一瞬でラインブレイクしてしまいます。
沼島の参考タックル
ロッド | ルアー表記60~80gのショアジギングロッド(アクションMH~H程度) |
リール | SWリール 6000~8000番 |
メインライン | PEライン 2~3号 |
リーダーライン | フロロカーボン 30~40lb |
ルアー | メタルジグ 60g~80g |
またポイントが豊富で、渡船屋さんの船長が釣りものに応じて案内してくれます。
④淡路・翼港
淡路・翼港は関西でも超1級のショアジギスポット。水深が深く、潮の流れも速いため、ヘビーウェイトのメタルジグを使った本格的なショアジギングを楽しむことができます。

釣れる魚は小型のツバス・ハマチやサバから、大型のサワラやブリまで幅広く、激流に加えて大物が掛かった際はかなりヘビーなファイトとなるので、ヘビータックルは必須です。

また、本来は釣り専用の施設ではないため、ルールとマナーを徹底する必要があります。
翼港の参考タックル
ロッド | ルアー表記60~100g以上のショアジギングロッド(アクションMH~H程度) |
リール | SWリールの6000~8000番 |
メインライン | PEライン2~3号 |
リーダーライン | フロロカーボン30~40lb |
ルアー | メタルジグ 80~120g |
他にもまだまだたくさんのショアジギングフィールドが存在する関西エリア。しかし、近年は釣り人のマナー問題により閉鎖された釣り場も少なくありません。しっかりとルール・マナーを守って釣りを楽しみましょう。
関西ショアジギングにオススメのルアー
ブレードジグ
関西のショアジギングでダントツの実績を誇るのが、ただ巻きで誘う「ブレードジグ」です。

ブレードがリアフック部に標準装備されており、巻くだけでカンタンに釣れるので、初心者の方や女性の方にもオススメできるメタルジグです。

誘い方としてはもちろんただ巻きでOKなのですが、巻きスピードに緩急を付けたり、途中で「止め」を入れるストップ&ゴーがオススメ。

青物はアクションの変化によって捕食スイッチが入りやすいため、より効果的に青物に対してアプローチすることができます。
メタルバイブ
関西のショアジギングでもうひとつオススメなのが、メタルバイブレーションです。

使い方はブレードジグと同じくただ巻きですが、メタルバイブはブレードジグには出せない波動を出すことができます。

視覚的効果に加えて、水中で振動・波動を生み出すため、光量の少ない朝・夕マヅメや、視界の悪い濁り潮で効力を発揮します。

いかがでしたでしょうか。関西では青物が狙える釣り場が多く存在し、ショアジギングの人気ぶりは年々盛り上がりをみせています。関西在住でこれからショアジギングを始めたい方、関西に遠征に来られる方も、ぜひこの記事を参考にしてみてください。